植栽計画でのチェックポイント


1)デザインと同時に計画地の自然環境の状況を調べて樹種を選定する


気候状況、潮風の影響、日照状況(計画建物や近隣の建物、塀や既存樹木による影 響)、地下水位の高さ、風害、土壌や土質、公害など。
風土に適した樹種の選定や耐潮、耐陰性などのある樹木を選定したり、必要に応じ土壌改良や盛土をしたり 排水設備を設ける。


2)近隣への影響を考慮した植栽計画とする


プライバシ−の確保、樹木による日照の影響、落葉や毛虫の問題を考慮し計画をする。


3)植栽スペ−スを確保する


樹木の大きさにより、それぞれ必要な土壌の厚さと植栽スペ−スがある。
それらにしたがって、人工地盤では荷重を考慮した構造とする。
建物や塀の基礎の大きさや深さ、設備関係での桝や配管、配線などの位置や大きさ、深さなどを考慮し計画する。


4)全予算の中での配分と造園工事の中での予算配分を考慮した植栽計画とする。


また工事費用と管理の手間の大小などを考慮した設計を施主に事前に了解をとること。


5)申請関係の必要有無、内容の確認をする


計画敷地面積の広さ、計画地の場所などにより都市計画法、自然公園法、工場立地法、森林法、緑化協定、環境アセスメント、総合設計制度による公開空地などに関係し、緑地面積や樹木の本数、樹種、配植などに規定があることがある。
また、申請にはかなりの時間がかかるので、設計スケジュ−ルは申請の時間を考慮したものとする。


6)計画した樹木が入手可能かどうか事前に調査すること


樹種、規格寸法によっては品薄の場合があり、造園会社とよく調整をすること。
またシンボルツリ−や並木とする樹木は、できるだけ早く、建築計画の決定と同時に決定することが望ましい。

 
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