住宅地開発におけるコンセプトワークとランドスケーププランニング


フェアリーヴィレッジ
[フォレステージ上大久保]のランドスケープ

計画地の隣に地域のランドマークにもなっている数本のエノキ大木が繁る丘(塚)がある
昔、女中さんが子供を獣から身を犠牲にして守り、この塚が作られたということである
富山地方では女中さんのことをベイちゃんと呼ぶらしくこの塚をベイヤマと呼びはじめ今では「弁山」と呼ばれている
当初この塚にブロンズ像を設置する計画がありそのデザインも手がけたが残念ながら実現しなかった。
代わりにストーリーの説明板が設置された。ストーリー自体は悲しいお話であるが開発地にもこの弁山のストーリーを関連づけたかった
そこで「子供を守る」というキーワードを想定し子供に安全で夢を与えられる街というコンセプトを設定した
安全ということでは大人の目が街中、子供に向けられるといったことが重要であると考えた
そのためには公園、道路緑地などの管理をすべて行政にまかせるのではなくある程度住民が行うようなコミュニティの育成が有効である思う
住民が日頃公園、緑地の管理、育成を行うことで自然と子供たちに目が向けられるということを期待したい
住民が育てていくという意味では公園デザインは押し付け的ではなくできるだけシンプルで、安全という意味ではオープンなものが望ましいと思う。
住民管理のシステムは事業主サイドで積極的に推し進めて構築できた
また事業主からはイギリス風の街並みといったリクエストもありレンガをモチーフとした街全体のイメージづくりを考えた
そのため街のエントランス沿いにはレンガ柱とロートアイアンによる直線的な景観を創出し
公園、道路緑地には曲線によるレンガウォールをデザインした
子供の夢をあたえるといった意味では妖精(フェアリー)という要素を考えた。
これはイギリス、子供というキーワードからイギリスの児童文学などに登場する妖精(フェアリー)たちを連想したためである。
おとぎ話のようなちょっと不思議な世界を演出するために小さな公園灯を設置した
ベンチや遊具は通常サイズで公園灯だけミニチュアサイズという不思議な感覚を演出してみた
この街のどこかに妖精が潜んでいるといった夢を子供が感じてくれるフェアリーヴィレッジになってくれればいいと思う


地域のランドマークになっている「弁山」のエノキ群
弁山ブロンズ像案
(女性がやさしく子供を抱いているイメージ)
弁山の民話

その昔、ここに小高い丘があり子供たちの遊び場になっていました。
ある日、一人の子守女が主人の子を連れて遊ばせていると
突然大きな山犬に襲われ
子守女は身を挺して必死で子どもを山犬から守り抜きました。
それを知った人々は女の健気な行いをたたえ
この丘を「女中山(ベイヤマ)」と呼ぶようになり、
いつからかなまって「弁山(ベンヤマ)」になったといわれています

[現地説明板より]

 

レンガとロートアイアンのウォール
 

公園(センターコモン)
 

ミニサイズの公園灯が不思議な世界を醸しだす
 

弁山のポケットパーク(ウエストコモン)

その他の事例
□Node town近郊駅前開発のランドスケープ構想

□Fuison City既存集落との融合をテーマにしたランドスケープ構想

□ホワイト・コモン(白をテーマにした街角ひろば)

□里庭(農家の庭先をテーマにした住宅隣接地開発)

□レインボー・リーブス(コニファー・カラーリーフによる街角ひろば)

□さくら・コモン(水とさくらをテーマにした住宅地開発)

□新・田園都市(新・田園都市をテーマにした住宅地開発)

□ハーブリック・タウン(ハーブとレンガをテーマにした住宅地開発)

□ブルグ構想(ドイツの小さな町のランドスケープをコンセプトにした住宅地開発)

□シンフォニック・ステージ(音楽をテーマにした住宅地開発)

□フェアリー・ヴィレッジ(妖精をテーマにした住宅地開発)

□曲線路の街並 (道路車道部を曲線にした住宅地開発)

□森のリ・デザイン(既存樹木を活用したマンションのランドスケープ)

□小伝馬町の光庭 他(マンションのガーデンデザイン)

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