ここでいうウォールは土留めではなく意匠、囲い、目隠しなどのために設置される構造物で下記のように分類できる
1.コンクリートウォール、コンクリートブロックをベースとしたもの
[仕上方法]
・打ち放し
・化粧型枠仕上 (*ピオライトフォーム、*モールドスター、*アキレスマトリックス)
・左官仕上 (モルタル、*リシン・スタッコ、*ジョリパット、*石調吹付、*スタンプウォール、*ストーンアート)
・張り仕上 (*タイル、*レンガ、自然石、*自然石風セメント系外装材)
・積仕上げ (自然石[下図1]、*レンガ)
2.化粧コンクリートブロックをベースとしたもの
・組積用ブロック(一般)
・組積用ブロック(特殊)
・参考詳細図(日本興業ホームページ)
3.素材を積み上げたもの
・レンガ積[下図2]、自然石積み
参照)レンガ解説
4.簡易的なもの
・枕木ウォールなど
5.自然素材
・生垣、高垣
ウォールは表面仕上げだけでなく天端、小端のディテール、デザインも十分に検討すること
天端:笠石、笠木など
小端:張物の場合は役物が必要な場合がある
特に天端は雨ダレなどで壁面が汚れないように考慮すること(レンガ笠石などで目地に沿って水垢ができる等)
またレンガ、ブロックについては施工後白華現象が起きやすいが徐々に目立たなくなる。 参照)レンガの白華について