スクリーンにより囲まれた大谷石テラス
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大谷石は五十石(90cm*30cm*15cm)を採用した。 張物ではないので石そのものの存在感が空間に重量感、安定感を生み出している 階段部は五十石をそのまま段上に積み上げている。 大谷石の下は砕石を20p程度に敷込みテラスを周辺より40pほど嵩上げした。 これによりデッキとの高低差は60p程となり上がり下がりにあまりストレスは感じない。 既存樹木のカシワには根元廻に栗石(棚倉産)は敷きこみ養生した。 |
デッキとの高低差はデッキ幅と同じステップとして テラスとの連続性を図った。 |
大岩廻のスクリーンは岩の形状に合わせたディテール。 アプローチ(写真奥がエントランス)との段差は大谷石を3段積上げ、 テラス平面とは目地を15p設け高さの微調整をしている。 |
計画平面図 |
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大谷石のリゾートホテル
近くにある二期倶楽部(現:星野リゾート那須)
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大谷石をダイナミックに使用した本館客室廻り 渡辺明氏の設計。“環境建築”という概念で経年変化が馴染む素材として大谷石を採用 参考HP |
大谷石の階段 |
大谷石の通路 |
大谷石の壁面 |
大谷石前テラス |
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大谷石のリユース
ちょ蔵広場(栃木県宝積寺駅前)
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隈研吾氏設計。既存の蔵の大谷石を再利用したホール、カフェなどがある。 大谷石の壁に「すかし」を表現するため大谷石の一部をカットして金具で補強して積み上げた。 |
ホール壁面 |
赤枠が元の大谷石の形状。一部ナナメにカットして採光、通風を確保 |
種類 | 比重 | 強度(kgf/cm2) | ヤング係数 | 吸水率 | 耐熱度 | 熱伝導率 | 熱膨張率 | |||
圧縮 | 曲げ | 引張り | せん断 | (t/cm2) | (%) | (℃) | (kcal/mh℃) | |||
花崗岩 | 2.65 | 1,500 | 140 | 55 | 180-210 | 520 | 0.35 | 570 | 1.8 | 7 |
安山岩 | 2.5 | 1,000 | 85 | 45 | 280 | - | 2.5 | 1,000 | 1.5 | 8 |
凝灰岩(軟) | 1.5 | 90 | 35 | 8 | - | - | 17.2 | 1,000 | 0.7 | 8 |
砂岩 (軟) | 2 | 450 | 70 | 25 | - | 170 | 11 | 1,000 | 0.7 | 8 |
粘板岩 | 2.7 | 700 | 700 | - | 7-30 | 680 | - | 1,000 | - | - |
大理石 | 2.7 | 1,200 | 110 | 55 | - | 770 | 0.3 | 600 | 2 | 7 |
石灰岩 | 2.7 | 500 | - | - | - | 310 | 0.5-5.0 | 600 | 1.8 | 5 |
軽石(軟) | 0.7 | 30 | - | - | - | 70 | - | - | 0.8 | - |
コンクリート | 2.3 | 150-250 | 18-50 | 12-25 | 40-60 | 210 | - | - | 1.8 | 7.6 |